幸福の招き猫

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招き猫(まねきねこ)は、前足で人を招く形をした、猫の置物。猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するため、古くは養蚕の縁起物でもあったが、養蚕が衰退してからは商売繁盛の縁起物とされている

人を招くポーズをしているのが特徴です。挙げている手は、右手や左手というパターンがあり、両手を挙げているものもあります。

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招き猫の挙げている手の意味は

右手を挙げているの

右手(前脚)を挙げている猫は主にお金や金運を招くことに効果があるようです。

左手を挙げているのは

左手(前脚)を挙げている猫は人(客)を招くとされ、人が寄ってくるからこそ商売繁盛に繋がるという発想から、左手を挙げている招き猫を購入する方もいます。

両手を挙げているのは

両手を挙げている招き猫が大きな福を招くのではないという説。左手の千客万来、右手の金運・幸運とダブルで招くからという理由からかも。

招き猫の色が違えばご利益も変わる?

白い招き猫は

  • 一般には三毛猫です
  • 白い招き猫のご利益は、オールマイティな「開運招福」。
  • 万事に福をもたらしてくれるということですから、最も目にする機会が多いのもです。

黒い招き猫は

  • 黒い招き猫のご利益は、「魔除け」「厄払い」「家内安全」。
  • 京都三条・檀王法林寺にまつられている神様「主夜神(しゅやじん)尊」の遣わしめであるともいわれています
  • 黒い猫は、昔の日本では『夜でも目が見える』などの理由から、「福猫」として魔除けや幸運の象徴とされ、黒い招き猫は魔除け、除けの意味を持ちます。

黄色・金色の招き猫は

  • 黄色の招き猫のご利益は、「金運繁栄」。
  • 風水の世界では、黄色は金運を呼ぶ色とされています。また、陰陽五行説では、黄色は「土」の色であり、「土」は「金」を生み出すとされています。つまり、黄色い招き猫を飾れば、金運最強!ということです
  • 金色の招き猫のご利益は、誰もが納得の「金運」。
  • 飲食店の開店祝いでも贈られることが多いとのことです

赤色の招き猫は

  • 赤い招き猫のご利益は、「健康長寿
  • 江戸以前、疱瘡(天然痘)が死に至る病気として恐れられていたため、疱瘡神が嫌う赤色が健康長寿になったとのこと。
  • 赤色は疱瘡麻疹が嫌う色、
  • 赤い招き猫は病除けの意味を持ちます

ピンク色の招き猫は

  • ピンクの招き猫のご利益は恋愛成就」。
  • 言わずもがな、言わずもがなですよね。中には、小判の変わりにハートを抱えていたり、2匹の招き猫が仲良く寄り添ったりしているものもあるようです。

招き猫の名所は

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

東京都世田谷区の豪徳寺

  • 招き猫は一般に右手若しくは左手を掲げ小判を掲示しているが、豪徳寺の境内で販売されている招き猫は全部右手(右前足)を掲げ、小判を持っていない。これは商家ではなく武家である井伊家の菩提寺であるためであるとされる。豪徳寺は小判を持っていない理由として「招き猫は機会を与えてくれるが、結果(=この場合小判)までついてくるわけではなく、機会を生かせるかは本人次第」という考え方から、としている。ただしもっとも古例である上記の丸〆猫はそもそも小判は持っていないです。

東京都新宿区の自性院(じしょういん)

江戸時代中期に、豪商が子供を亡くし、その冥福を祈るために顔が猫面の「猫地蔵」を自性院に奉納したことが起源である、とするもの。どちらにせよ「猫地蔵」の発祥話であり、本来は招き猫像に繋がる話ではない。

招き猫電車とは

東急世田谷線に、招き猫をデザインした「幸福の招き猫電車」が復活しました。

  • 世田谷線の沿線にある、「招き猫発祥の地」ともいわれている豪徳寺(東京都世田谷区)にちなんだものです。

世田谷線の猫電車の動画

招き猫電車運行時刻表

http://tokyu-manekinekodensya.com/ こちらから