最近良く知られる、糖質制限ダイエットは、ロバート・アトキンス博士が考案したダイエット法で、低炭水化物ダイエットとも言われています。
糖質制限ダイエットとは
穀物やイモ類などの「糖質」を制限し、肉や魚や大豆などのたんぱく質源や野菜を中心とした食事にするというものです。エネルギーを生みだす栄養素「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」の中で一番先に使われる炭水化物を制限し、その代わりに体脂肪がエネルギーとして使われる状態にすることで、肥満を解消するダイエット方法です。
糖質制限の方法
通常1日に必要とされる炭水化物(糖質)の量200~300gを20~40gに制限するダイエット方法です。糖質を20~40gに制限するには、主食以外にもあらゆる糖質をカットする必要があります。
加工品やアルコールの糖質に注意
加工品には、うま味をだすために糖分が多く使われています。特に清涼飲料水やお酒には多く糖質が含まれますので注意が必要です。普段食べている商品の裏の栄養成分をチェックするようにしましょう。
甘い調味料は控えめに
砂糖はもちろん、みりんやソースなどの調味料やパンにぬるジャムなどにも糖質は含まれますので、使いすぎには気をつけましょう。調理に小麦粉を使う天ぷらなども控えめに。
最近では、糖質オフの調味料や甘味料も出ていますので、上手に利用するとよいでしょう。
果物は糖質が少ないものを選んで
果物にも「果糖」という糖分が含まれます。食べる場合は、比較的糖質の少ないイチゴ・グレープフルーツなどを選ぶようにしましょう。
糖質制限の効用
炭水化物(糖質)は「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の中で一番先にエネルギーに変換されます。そして使われずに残ったものは体内で脂肪として蓄えられます。
そして、糖質制限は、糖質を制限することで糖質の過剰摂取がなくなり、脂肪が蓄積されにくくなります。また、糖質の代わりに体内の体脂肪がエネルギーとして使われ、脂質が燃えやすい体になるといわれています。
糖質を制限することでインスリンの分泌を抑えることができるため、糖尿病の食事療法としても利用されています。
糖質制限ダイエットの注意点
- 糖質を制限することで、めまいや疲れ、イライラなどの症状が出ることがあります。体質に合わないと思ったらすぐにやめましょう。
- 肉は脂肪の少ない部位を選ぶようにしましょう。主食を食べないため肉の量が多くなり、脂質やコレステロール過剰につながる恐れがあります。
- 減量成功後、すぐに普通の食事に戻すとリバウンドしやすくなります。
「あすけん」より転載
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